【創業30周年】福栄産業株式会社

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 施設園芸用温室ビニールハウスの設計・製造加工・販売を目的に、平成3年に創業した福栄産業株式会社。今年創業30周年を迎え、「創業時から顧客第一主義を徹底し、変化していく時代のニーズに対応しながら、お客様にいかに喜んでもらえるかを追求し続けた30年間でした」と語るのは、創業者であり、福栄産業株式会社代表取締役会長の福島庄三氏です。「豊かな実りはしっかりとした環境から」を理念に、今年新たな製品の販売も開始し、業界の牽引者として確固たる地位を築く同社。そこで今回は、福島会長に会社の概要から新製品のご紹介、今後の展望に至るまで話を伺いました。

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創業30周年おめでとうございます。まずは会社の概要を。

福島 ありがとうございます。弊社は平成3年、宮崎市大字塩路に創業。その後、農畜産業の皆様のお役に立てることを目標に、一貫して施設園芸用温室ビニールハウスの設計から製造加工・販売、そして畜舎の施工・販売を行って参りました。

また、300坪の散布がわずか5分で可能なドイツ製高性能ジェット煙霧機「プルスフォグ」の日本総代理店を担っているほか、設備費を抑え、理想的な無人防除と温・湿度管理を可能にする高圧微細霧システム「クールミスティ」や、暖房時の温度ムラを解消し、樹脂ボディにより軽量且つ低騒音を実現した弊社オリジナル循環扇「快適ファン」など、コストや労力の低減に寄与し、農家様に喜んでいただける商品群の取り扱いを広げてまいりました。現在は北海道・神奈川・大阪・熊本・沖縄の5営業所で全国にネットワークを広げ、更なる充実とサービス向上を目指しています。お陰様で、順調に業容が拡大し工場が手狭となったことから、平成18年に西都市に本社工場を移転。そして今年、創業30年の節目を迎えることができました。これも偏に、農家様、販売店様をはじめ多くの皆様方から暖かいご支援いただいた賜物と感謝申し上げます。


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節目となる今年、新製品の販売を開始されたそうですね。

福島 この度、日本製鉄製株式会社様の高強度・高耐食メッキ鋼板材「スーパーダイマ®」を使用した農業用ハウスの販売を本格的に開始致しました。「スーパーダイマ®」は、アルミニウム等複数の金属を添加した亜鉛メッキを、予め鋼板の表面に施しており、大変錆びにくい特徴がございます。そのため、従来は建築用や道路・鉄道用など、防錆対策が必要な用途に多用されてきました。弊社ではこの特性に着目し、2017年に日本製鉄株式会社様と共同で、農業用ハウスの性能試験を実施し、「スーパーダイマ®」が農業用ハウス用素材としても、大変魅力的であることを確認致しました。そこで、(農業用ハウス鋼管を供給できる業者が存在しなかったことから)独自の造管設備を新規導入して造菅技術者を一から育成し、今般、ようやくビニールハウス向けの丸型鋼管及び角型鋼管の製造が可能となり、オール「スーパーダイマ®」の農業用ハウスをお届けできるようになりました。


どのような特徴があるのですか。

福島 従来の柱材等の鋼材では、溶接をした後、めっき業者にて全体を溶解亜鉛めっきして錆びにくくすることが不可欠でしたが、「スーパーダイマ®」は元々が錆びにくい材質であるため、亜鉛めっきが不要となります。これにより、亜鉛めっき工程の分だけ製造コストを抑えることができ、製造時間も短縮され、コストパフォーマンスの優れたビニールハウスを短納期で農家様にお届けすることが可能となりました。加えて、「スーパーダイマ®」には、通常鋼管の約1.5倍の引張強度を持つ高強度材が用意されています。これを、温度調節などの目的で側面のビニールを巻きあげるための芯棒(巻上げパイプ)に使用すると、錆びにくく、巻上げ時のねじれ変形が抑えられることから、現行の通常強度の亜鉛めっき鋼管と比較して、大幅な長寿命化が期待されます(現在、複数の農家様で実証確認中です)。


新型農業ハウスの普及が楽しみですね。それでは最後に御社の展望を。

福島 創業以来口にしているのが、「農業は国の宝、国の繁栄は農業から」です。私自身農家の家に生まれ、当時は機械もほとんどない中、登校前に両親と共に手作業で畑を耕していたものです。しかし、今同じことを若い人に強いても、誰もやりたがりませんよね(苦笑)。農業も例に漏れず、高齢化や後継者不足は大きな悩みとなっており、泥だらけの作業を年中無休で行うといった旧来の農業では、若手は育たないと思います。できれば農舎の脱衣室で泥を落とし、身ぎれいにして家に戻る。日曜祝日とまではいかなくとも、休みをしっかりとり、(汗水流すだけの農作業から)職業としての農作業と、プライベートな時間の区別がきちんとできる農業経営に移行していくことが必要だと思います。それが私の理想の農業ですね。弊社の商品をはじめ、近代的なノウハウや多彩な装置を用いることで、実現することは十分可能だと思います。これからも弊社のスローガンである「基本に忠実に全力を傾注すること」を徹底し、農家様や販売店様にいかにして喜んでもらえるかを念頭に、収穫量・収益を上げる施設や器具を提案して参りたいと思います。

 また、私自身に関して言いますと、32歳で独立創業してから54年間、これまでがむしゃらに物づくりに奮闘してまいりました。今回の新型農業ハウスの開発を以て、物づくりの分野は後進に譲り、今後は次の世代を背負っていく「人づくり」に軸足を置きたいと考えています。すでにある程度の道筋は付けており、組織をさらに盤石化していくことが私の最後の役目でしょうかね。口蹄疫や東日本大震災など、災害が発生する度に売り上げが大きく変動し、今回の新型コロナウイルスに関しても辛酸を嘗める日々ですが、ここが踏ん張りどころと辛抱しながら、これからも社員一同誠心誠意業務に励んでまいりたいと思います。どうぞ今後とも福栄産業を宜しくご指導ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。


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■■■ 西都市長よりごあいさつ ■■■


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このたび、福栄産業株式会社が記念すべき創立30周年を迎えられますことを心からお祝い申し上げます。

貴社は本市の誘致企業として平成18年の操業開始から15年余り、高度な加工技術により高品質な施設園芸用ビニールハウスや農業資材を先駆的に開発され、本市の農畜産業をはじめ地域産業の発展に大きくご貢献いただいております。また、今年に入ってからは日本初となる日本製鉄製の鋼材「スーパーダイマ」を使用した農業用鋼管の本格的な製造・販売を開始されるなど、目覚ましい技術革新を重ねられておられますことを衷心より敬意を表する次第であります。

現在、本市では「抜群に住みやすいまち・西都~癒しの風を感じる場所~」をまちの将来像として掲げ、県都宮崎市へのアクセスの良さ、豊かな自然環境に育まれる豊富な農畜産物等の独自性を活かし、各種施策を取り組んでいるところです。農業を基幹産業とする本市としましては、今後とも貴社との連携を深め、ともに成長し続けられるよう鋭意努力してまいりたいと思います。

結びに、貴社の限りないご発展と関係者の皆様のますますのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

西都市長 橋田 和美


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---沿革---


平成34月  福島庄三、宮崎市大字塩路に福栄産業株式会社を設立


平成96月  宮崎県経済農業協同組合連合会殿指定を受ける


平成162  西都市の誘致企業第一号として調印


平成164  東京都渋谷区に関東営業所を開設


平成185  西都市での操業開始。敷地16,528㎡、工場・事務所総面積6,666


平成195  福島庄三が 代表取締役会長、福島修治が  代表取締役社長に就任


平成301  北海道夕張郡長沼町に北海道事業所を開設


平成308  大阪府池田市に関西営業所を開設


令和110  「スーパーダイマ®︎」を使用した高耐食ハイテン鋼管の製造開始


令和34  創業30周年を迎える


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ご協賛の企業様

日本製鉄 株式会社 様

日鉄物産 株式会社 様

三井物産プラスチック 株式会社 様

片山鉄建 株式會社 様

東都興業 株式会社 様

シンコー 株式会社 様

和光電設 株式会社 様

有限会社 アクアクリエイト 様

スタール社 様

西都農業協同組合 様

三菱ケミカルアグリドリーム 株式会社 様

株式会社 誠和 様

タキイ種苗 株式会社 様

九州三菱電機販売 株式会社 様

恵和 株式会社 様

カネコ種苗 株式技会社 様

サンクールシステム 株式会社 様

三徳コーポレーション 株式会社 様

有限会社 王生工業 様

九州金属 株式会社 様

株式会社 難波江商店 様

株式会社 芝田スプリング製作所 様

電産商事 株式会社 様

株式会社 宮崎銀行 様

宮崎酸素 株式会社 様

植松商事 株式会社 様




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