やまのくち保育所

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 のどかな風景が広がる都城市山之口町に、今年4月新しく開所した「都城市立やまのくち保育所」。町内の3つの公立保育所が統合されてオープンした同施設では、新しい園舎やお友達にすっかり馴染み、楽しく活動する子供達の声が明るく響きます。「豊かな自然の中にある施設なので、子供達にはのびのびと過ごしてほしいです」と語る所長の永倉幸子氏に、今回は新しい園舎のご紹介から今後の展望まで話を伺いました。


外観1.png
まずは開所の経緯を。

永倉 元々山之口町には、「山之口中央保育所(対象年齢:2歳~就学前まで)」、「山之口ふもと保育所(対象年齢:0歳~就学前まで)」、「山之口乳児保育所(対象年齢:01歳)」の3つの公立保育所がありましたが、園舎の老朽化や駐車場不足、対象年齢の違いで兄弟の通う園が分かれてしまうといった課題がありました。そこで、一カ所に集約して利便性を図るという目的のもと、今年4月に3園を統合。新築移転し新たに「やまのくち保育所」として開所しました。


施設の概要を。

永倉 敷地面積は約3500㎡で、延べ床面積は約748㎡、鉄筋コンクリート造の平屋建てです。園内は、ヒノキやスギ等の県産材を多数使用し、温かみのある空間となっています。園舎の形状はL字型になっており、各部屋が園庭に面しているため出入りがしやすいだけでなく、非常時の際はすぐに園庭に避難することができます。また、開放感のある高い天井が特徴的な多目的ホールや、日当たりが良く幅の広い廊下やテラス、そして、小さい入口を入ると階段状になっている隠し部屋のような遊び場があり、その中では絵本の読み聞かせ等をすることができます。さらに、3歳児から5歳児の部屋は通常パーテンションで仕切られていますが、仕切りを開放すると一つの大きな部屋になります。壁面にはステージが収納されており、発表会や卒業式等の行事に活用出来るようになっています。


保育園設備.png
保育室(3・4・5歳児).png

園児数は何名ですか。

永倉 7月現在63人です。ほとんどの園児や職員が、以前の園から移行してきてくれました。0歳児が4人、1歳児が9人、2歳児が14人、3歳児が11人、4歳児が12人、5歳児が13人です。統合前は、新しい環境になるということで子供達が慣れるか不安もありましたが、実際に開所してみると、新しい園舎やお友達が嬉しかったようで、すぐに慣れてくれました。子供達の順応性の高さには驚かされますね()。職員については、以前在籍していた園によって保育の理念や方針が異なっていましたので、それぞれの特性をどのように擦り合わせしていくか、とても苦心しました。1日の流れや各事項を細かく確認し合いながら、今も試行錯誤しつつ、当園独自の保育方針を模索しているところです。


園の特徴を。

永倉 せっかく自然豊かな環境の中にある施設なので、子供達には自然に親しみながら、のびのびと育ってほしいと考えています。園庭にあるキリンを模したコンビネーション遊具や鉄棒、プール、築山等で汚れを気にせず遊んだり、周囲の散歩道を探索したり、毎日子供達が思い切り遊べるように、職員達も汚れることを覚悟で()、一緒に楽しんでいます。

 また、給食については、旬の食材をふんだんに使用し園内で手作りしています。卵焼きの中に沢山の野菜を混ぜ込んだ「千草焼き」は人気メニューのひとつです。おやつも週2回以上は手作りです。手間はかかりますが子供達から「美味しい」と好評です。

さらに、土地柄と言いますか、山之口町は地域の方々とのつながりも強い地区で、町内の祭りに参加させてもらったり、地域の方のご厚意で玉ねぎや芋掘りをさせてもらったりと、盛んな交流がありました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、そうした交流を行うことが難しくなってしまい、とても寂しく感じています。コロナ禍が過ぎれば、再び地域の皆様方との交流を活発に行い、例えば住民の方が気軽に当園に遊びに来てくださるような、地域一体となって子供達の成長を見守れるような関係性を築いていけたらと思います。


キリン遊具.png

年間の行事については。

永倉 本来であれば、保育所に通う子供達の様子を保護者様に見て頂ける貴重な機会として、親子遠足や夏祭り、運動会、発表会、参観日など、年間を通して多数の行事を予定していますが、前述したコロナ禍によって判断が難しく、規模を縮小したり、開催方法を熟慮したうえで、可能な限り実行できればと考えています。園内でもコロナ対策として、施設や設備の消毒はもちろん、子供達にも手洗いや毎日の体温計測、座ってご飯が食べられる子供達は2人ずつ並んで前を向いて食事をするなどの対策を行っています。ですが、日常の遊びの中で子供達同士がソーシャルディスタンスをとれるか...というとなかなか難しく、試行錯誤しています。また、職員もマスクは必須ですが、食事の際にマスクを外すと、小さい子供達は「あれ?いつもの先生だっけ?」とでも言いたげにじーっと先生の顔を見るのですよね。マスクがある状態で顔を認識してしまっているのでしょうね(苦笑)。マスクをしていても子供達にしっかり気持ちを伝えられるよう心掛けているところです。


最後に今後の展望を。

永倉 平成29年から新園舎建築について協議を重ね、今年4月にようやく開所を迎えました。多くの保護者様から施設の統合を好意的に受け止めて頂き、とてもありがたく感じています。とはいえ、中には少人数の保育所からの転園ということで不安を感じている保護者様もいらっしゃるかと思いますので、少しでも安心して預けてもらえるように、送迎時のコミュニケーションを大切にしながら、これからも一層の努力を重ね、乳幼児教育に尽力していきたいと思っています。そして従来の3園の特色をそれぞれ活かしながら、子供達や保護者、職員と一体となって新しい「やまのくち保育所」を作っていきたいと思います。


■■■ 都城市長よりごあいさつ ■■■


市長写真.png

やまのくち保育所は、市民の皆様に長年親しまれてきた山之口地区の3つの公立保育所を統合し、子どもたちが安心・安全に保育を受けられる施設として、令和341日に開所いたしました。

 当保育所は、幅の広い廊下やテラス、天井の高い多目的スペースを配置し、各保育室には大きな窓を設置するなど開放感のある明るい空間となっています。

 また、建物の内装には、スギやヒノキなどの県産材を多く使用することで、木の温もりを感じることができるつくりとし、園庭にはキリンの遊具や築山などを設けました。

 このような環境の中で、子どもたちは笑顔で伸び伸びと過ごし、元気に走り回っています。

 やまのくち保育所の開所を迎えられたことは、市民の皆様のご理解と、設計・施工に携わってくださった関係各社の皆様の御協力によるものと深く感謝申し上げます。

 やまのくち保育所が、都城の次世代を担う子どもたちの健やかな成長に寄与するとともに、末永く地域に親しまれる保育所となるよう努めてまいります。

都城市長 池田 宜永


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ご協賛の企業様

株式会社 田中組

株式会社下森建装

BTV株式会社

株式会社 石原工業

タカオ株式会社

岩切商事株式会社

株式会社 益田設計事務所

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