一般社団法人宮崎県腎臓病協議会

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腎臓病協議会バナー.png 血液内の老廃物や余分な水分を濾過し、尿として排出する機能を持つ"腎臓"。その機能が低下した場合の治療法として広く知られる「人工透析」ですが、かつては高額な医療費がかかるうえに痛みを伴うものでした。その状況を改善しようと立ち上がったのが一般社団法人宮崎県腎臓病協議会です。そこで今回は、同法人会長の横山真三氏に、会の成り立ちや活動内容、今後の展望等について話を伺いました。


災害対策講演会.png

まずは設立の経緯を。


横山 当会の設立は1973年で、当時「人工透析」と言えば、途中で気分が悪くなったり、「もう止めて!」と悲鳴が上がるほど非常に辛く厳しい治療法でした。そのうえ、医療費助成等の福祉制度も整備されておらず、こうした状況の改善を訴えた11名の透析患者が1972年、腎友会結成に向けて活動をはじめ、1973年に当会の前身となる「宮崎県腎臓病友の会」を16名の患者により立ち上げました。それから47年の歴史があります。


活動の目的は。


横山 設立から約半世紀を経て、透析技術は格段に進歩し、福祉制度も拡充したことで、今では病院のベッドで腕を差し出せば「当たり前」のように透析を受けることが出来ます。しかしここに至るまでには、先人達の命をかけたたゆまぬ活動があったことを決して忘れてはいけません。こうした思いや、現在の医療・福祉制度を後退させることなく次代の透析患者に繋いでいくこと、そして最終的には腎臓病で苦しむ人達が0になることを目的に活動を行っています。


移植普及推進街頭キャンペーン.png

活動内容は。


横山 現在の会員数は940名で、県下8つのブロックごとにグランドゴルフ大会や交流会等のレクリエーションを通して会員同士の親睦を深めたり、透析に関する講演会や学習会の開催、腎移植推進のための街頭キャンペーンや行政・関係団体への要請活動、国会請願といった活動などを行っています。


災害対策にも注力しているとか。


横山 人工透析には、大量の水と電気が必要であり、災害時の透析施設のライフライン確保は非常に重要です。そのため、当会では毎年県に要望書を提出し、体制の充実を訴えています。また、万一災害が発生した場合に備えて、宮崎県と宮崎県透析医会では、災害発生時に希望する地域の透析施設情報をお知らせする「透析メールサービス」を運用しています。当会会員に限らず患者さんならどなたでも登録できますので、ぜひご利用下さい。また、当会独自の「透析患者のための災害対策ブック」を作成し、希望する全ての患者さんに配布しています。


今後の展望を。


横山 どんな方でもいざ透析を開始する際は、色々な悩みを抱えるものです。当会は、全国腎臓協議会を中心とした国内最大の患者会ですから、入会いただくことで全国の事例を共有出来たり、病気や透析に関する様々な情報を得られるというメリットだけでなく、全国に同じ悩みを持つ仲間がいることは大きな支えになると思います。

 現在、県内の透析施設は67カ所ですが、その内35施設に患者会があり、今後は残りの施設にも患者会を開設していきたいと考えています。その為には施設ごとに連絡係となるリーダーが必要です。難しい作業ではありませんので、ぜひ気軽に手を挙げていただきたいと願っています。より多くの患者さんにご入会いただいて、当会の活動を活性化できるよう尽力していきたいと思います。


ありがとうございました。


Q.慢性腎臓病とは

腎臓の機能の低下が慢性的に続く病気の総称で、現在、国内には成人のおよそ8人に1人にあたる、1,330万人の慢性腎臓病の患者さんがいるといわれています。

 慢性腎臓病は、早期に発見して適切な治療を受ければ、完治が可能な病気です。しかし、腎臓病の多くは、自覚症状がないまま腎臓の機能が徐々に低下していくため、病気があることに気付かない人が非常に多いのが現状です。腎臓の機能の低下が進行すると、「脳卒中」「心筋梗塞」など、全身の病気の発症にもつながります。それを防ぐためにも、腎臓病をできるだけ早く発見し、適切な治療を受けることが重要です。


ご協賛の企業様

医療法人養気会 池井病院 様

医療法人(社団)明晴会 速見泌尿器科医院 

医療法人社団 正立会 都城明生病院 様

エルピス株式会社 様

メディキット株式会社 様

医療法人社団 日髙 アイレHDクリニック 様

南宮崎ヤマモト腎泌尿器科 様


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