サンクールシステム株式会社

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 宮崎県・鹿児島県で多くのシェアを占める「ハウス自動開閉装置SF型」を製造・販売するサンクールシステム株式会社。農業にかかる労力の省力化を目指し、その他様々な製品を今なお開発し続けている。そこで今日はサンクールシステム株式会社の代表取締役 宮永泰宏氏に同社について話を伺った。

―まずは沿革を。

宮永 創業者である私の父が、ビニールハウスのコークスボイラーを扱う会社で駐在員として宮崎に赴任していた頃、独自で温調器開発に乗り出し、約5年の年月を費やして、ビニールハウスの自動開閉装置を開発しました。これが当社主力商品の前身となる装置です。当初は値段も高く、販売にも非常に苦労したようですが、次第にその装置の良さが広く認知されるようになり、昭和57年に西日本温調機を個人事業として創業、平成2年にサンクール有限会社を設立、その後平成6年にサンクールシステム株式会社へと組織改編を行い、平成10年に私が引き継ぎました。

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―自動開閉装置とは。

宮永 ハウス内の適正な温度を管理するために、設定した温度や条件に合わせてビニールを自動で開閉する装置です。ハウスのタイプに合わせてACモーターやDCモーターを設置し、制御盤で、降雨時や、異常高温時などの様々な状況に応じてビニールを自動的に開閉します。種類は、簡易型の"サンパワー"と、高機能の"SF型"があります。SF型は、温度を1時間ごと4パターンの設定が可能で、作物の成長の度合いによって切り替えることもできます。また、開閉動作は左右別々に自動、手動開閉が選択でき、開幅調整も可能です。その他、雨センサーやタイマー換気、粘着防止動作など様々な機能が搭載されています。この装置を利用することにより、ビニールを巻き上げる時間が短縮され、他作業に時間を費やすことができます。

―宮崎県・鹿児島県のほとんどの農家で使用されている程、多くのシェアを占める装置のようですが、その理由は。

宮永 実は、パイプハウス自動開閉装置専門の企業は当社が国内初だと思っています。当社製品と類似した商品はいくつかありましたが、ほとんどが簡易的なものです。コンピュータを使用した細かい制御が可能な点や、地域密着の取り組み等がお客様に受け入れられ、シェア拡大の一因になったのではないかと思います。また、現場の施工からアフターメンテナンスまで、お客様の要望に迅速に出動できる態勢をとっていますので、急な呼び出しにもすぐ対応できます。その反面、広範囲なエリアをカバーすることは難しいので、宮崎・鹿児島に集中した営業を行っております。その他の県につきましては、アフターメンテナンスができる販売店さんにお願いしています。

―他にも多数の商品を扱われていますね。

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宮永 自動開閉装置の他、ハウス内に自動で液肥の散布や散水が出来る自動散水装置や、作物の光合成を促進させるためにLPガスを使用して炭酸ガスを発生させる炭酸ガス発生装置などは、自社で開発した商品です。この他にも、自動通報装置や空気循環扇装置、光防虫器など、生産者のお役に立てる商品を多数取り揃えております。

―最後の今後の展望を。

宮永 高齢化が進む中、今まで以上に労働力を省力化でき、高品質・高収入が叶う農業を推進していきたいと考えています。その一環として、将来的には各農家に設置した装置を当社のホストコンピューターから遠隔操作できる環境を創出したいと考えています。他にも、社会的なエコの流れを汲み、電気によるモーターの稼働を太陽光発電に変換していこうと現在テストを行っております。こうして、工業の側面から農業を支援することで作業の負担を軽減し、農場の大規模化や、新規参入者の増加など、農業発展の後押しになっていければと思います。

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