家と健康<シリーズ:畳>

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 9月24日は畳の日―。日本古来の文化として、私達の生活に密接に関わってきた畳。乗った時の心地よさだけでなく、機能的な効果も併せ持つ畳の良さを、健康住宅推進協会宮崎県支部支部長 浜砂学氏にお話を伺った。

■協会概要

―まずは協会の取り組みを。

浜砂 近年「自然素材を使用」「健康な家」といった謳い文句の住宅をよく目にしますが、果たしてそれらの住宅は本当に健康と言えるのでしょうか。ただ住宅を建てるだけでなく、生活していくうえで発生するホコリや化学物質などの有害物質を吸収、分解までしてこそ本当の健康な住宅と言えるのではないかと思います。

 こうした真の健康住宅づくりを推進するのが私達健康住宅推進協会です。当協会は九州発祥の組織で、木材、壁、天井、建具など住宅全てに関わる素材からこだわって10数年地道に活動してまいりました。現在宮崎市に4社、全国で60社ほど登録されており、今なお加盟社が増えている状態です。

 

■畳の重要性

924日は畳の日ということもあり、本日は畳についてお話を伺いたいのですが、まずは畳の利点から教えて下さい。

浜砂 畳は日本固有の文化として、平安時代以前から使用されている伝統のある床材です。近年でこそ洋風化のあおりを受け、床材をフローリングにする住宅も増えてきていますが、昔から続く家では全面畳張りの家も珍しくなく、畳に乗った時に感じる「落ち着く」「気持ち良い」といった感覚は畳ならではのものではないかと思います。

というのも実は、畳には様々な機能が備わっており、健康な住宅を考える際にはとても有効な床材と言えます。前述した「落ち着く」「気持ち良い」と感じる背景には、畳独特の調湿効果が挙げられます。畳は空気中の水分(湿気)を吸収する等の働きがあるため、湿気を好むカビやダニの繁殖を抑えることができるだけでなく、最近ではシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒド等も吸着するため、空気を綺麗にしてくれる役割もあります。また、畳には適度な弾力性があるため、転倒時の衝撃を和らげたり、寝転んだ時に心地よい感触を体感できる癒しの効果も十分期待できます。さらに、畳は多くの空気を含んでいますが、熱伝導率が低いという性質があるため、夏の熱さや冬の冷気を断熱してくれる天然の断熱材とも言えます。

―畳には様々な利点があるんですね。

浜砂 日本の伝統に裏付けされた素晴らしい機能を多々有する畳ですが、住宅の洋風化が進み、使用する家庭が減少してきました。畳は空気を浄化するといった科学的な効果だけでなく、目で、感触で、私達を癒してくれる"日本人の心"とも言える大切な床材です。家全体に畳を使用する...とまではいかなくとも、一部屋だけ、あるいはリビングの一角をフラットな畳部屋にするなど、畳のある生活を通して、もっと多くの方々に畳の良さを実感してもらいたいと思います。

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