有限会社小弁野工務店

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 『良い家』とは何かー。それはもちろん住む人々にとって過ごしやすく快適な家に他ならない。では、『快適な家』とはいったいどんなものか。その問いに『夏は涼しく、冬は暖かい家』そう答えるのが有限会社小弁野工務店だ。
 日向市にある小弁野工務店は、お客様からの要望全てに『はい』とは言わない。それは近年、デザイン性や機能性だけを重視するばかりに、周囲との調和を乱す家らしからぬ家が増えてきたからだ。
 日本には四季があり、気候の変化があり、地域の暮らしがあり...。小弁野工務店の考える『家』とは、こうした自然や環境の変化を受け入れ、そして生かす家づくりなのである。今日はそんな同社の家づくりに関して代表取締役小辨野文昭氏にインタビューを行った。
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SPI工法との出会い

―まずは会社設立の経緯を。

文昭社長 当社は昭和59月に創業し、祖父の代から数えて私で三代目になります。就業時はとにかく数をこなそうとローコストな家づくりに傾倒し、1年間で30棟程建築したこともありましたが、ふと「住みやすさ」を考えた時にその工法に違和感を覚え、以来コストがかかったとしても本当に住み手が居心地良く快適な暮らしが出来る家づくりをという方向にシフトチェンジし、そして12年前、外張り断熱の先駆けとなるSPI工法に出会いました。

SPI工法とは。

文昭社長 私たちの家づくりのコンセプトである「夏涼しく・冬暖かい」をそのまま体現しているのがSPI工法で建てる「空気が設計した家」です。これは外断熱自然通気工法と言われ、断熱材と外壁の間・壁の中・トップ排気口という3つの通気層と、特殊な断熱材を利用して、家の中に空気の通り道を作り、なるべく冷暖房を使わずに、自然室温で暮らすことが出来る住宅です。この工法の一番の特徴は、床下の換気口と屋根部分のトップ排気口です。通常室内の熱気は上昇して屋根裏に溜まり、その熱は5060度にもなります。そこで、夏はそれぞれの開口部を開放して熱気を外に排出することで、室内に熱がこもらずさらっとした涼しさを体感できます。一方冬は開口部を閉めることで風を遮断し、地熱と室内の熱気を利用して温かさを保つことが出来るのです。さらに、こうした空気の循環・排気は電気等を使用せず自然エネルギーによって行われているため、メンテナンスにもほとんどお金がかかりません。また開口部の開閉は手動で行うため傷みも少ないと言えます。

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■「チーム小弁野」の家づくり

―家づくりで心掛けている事は。

恵三専務 住み続けたい家とは、例えば一度気に入ると愛着があって捨てられない雑誌や器のように、飽きのこない家と言いますか、「10年前小弁野工務店で家を建てて、今でもすごく愛しています。」と言われるような、物や家を大切にする心が育つような家だと思います。人それぞれ好きな物が違うように、これまで建てた家も1軒として同じ物がありません。こうしたオリジナリティを喜んで下さるお客様も多く、私たちにとっても大変ありがたいことだと思います。

聖也 最近は普通の家が少なくなってきているなと感じます。ここで言う普通の家とは、土地ごとに家の形が変化するように、例えば宮崎で言えば強い日差しを遮るために軒を出すといった、気候や風土に合わせた家づくりのことです。ところが最近の住宅を見渡すと、特に外観を意識した"家という商品"を販売しているような感じがします。もちろん時代と共に流行等の変化はありますが、住み手の快適な環境を作り出すためには、家の性能を十分発揮できるような地域に適した家づくりが必要ではないかと思います。

文昭社長 お客様のための家づくりではありますが、人のためにというよりも、自分が納得できる仕事をして、それに満足して頂けるような家を作りたいですね。SPI工法を取り入れた背景にも、骨組部分や耐震構造など目に見えない部分に注力することで、お客様が知らないうちに子どもや孫の代まで住み継げる長期優良住宅に住んでいた、という住環境のご提供を当社施行の家づくりとでは「当たり前のこと」として実行しています。

 

■今後の展望

―では最後にそれぞれ今後の展望を。

聖也 自然エネルギーによって空気の循環・排気を行うSPI工法はそれ自体がエコな住宅ですが、今後は家の解体後や製材所で発生する廃材を利用した木質性の断熱材を使用した新たなエコ化を推進していきます。この断熱材は、木質性のため吸水効果が高く、廃棄後は自然に戻り、また再度断熱材としてリサイクルすることも可能です。この新しい断熱材とともに、さらなるエコ化を目指して行きたいと思います。

恵三専務 当社をお選び頂くお客様は、心から私たちを信頼して下さり、そして建てた家を心から愛して下さる方々ばかりで、本当にお客様に恵まれているなと実感しています。これからエコ住宅を考えるお客様も多いかと思いますが、建築の際、例えば敷地の一画だけ土の部分を残して敷地に降った雨は敷地内で処理するとか、日本古来の草花を使った庭作りとか、建物だけでなく庭や生活の中からエコを実践してもらうことで、自分の家だけでなく地域や自然への愛着も湧いてくるのではないかと思います。そうした心から安らげる住まいづくりを今後もより多くのお客様にご提供していきたいと思います。

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文昭社長 これまでも愚直に家づくりに携わって参りましたので、今後も変わることなくこの姿勢を続けながら、妥協のない家づくりを行っていきたいと思います。そしていずれは自然素材を利用した、これまでの集大成と言えるような家を作りたい、それが今の私の夢ですね。

―皆様のお人柄が表れた素敵なインタビューでした。お忙しい中ありがとうございました。


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