社団法人宮崎県エルピーガス協会

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 私達の身近にある「火」は、光源や熱源としての利用はもちろん、私達が生きていくうえで欠かせない食を支える大切な要素です。料理の味を左右する火加減・匙加減は「家庭の味」として親から子へ、子から孫へと受け継がれてきました。その火の供給源となるのがLPガス(プロパンガス)です。このガスは、分散型エネルギーとして災害に強く、災害時も素早い復旧が可能で、さらに石油・石炭に比べて二酸化炭素排出量が少ない等の利点があり、近年再び脚光を浴びています。
 そこで今日は、LPガスの普及に努める社団法人宮崎県エルピーガス協会会長森勝人氏にLPガス利用の利点や、ガスの今後の可能性などを伺いました。
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LPガス協会に関して

LPガス協会の役割は。

森 昭和31年、当時使用されていた薪や炭に代わる画期的な発火システムとして宮崎県でLPガスの普及が始まりました。翌32年には任意団体として当協会が発足し、LPガスご利用のお客様に対するガスの保安、経済、広報等の活動を通してLPガスの普及に努めております。会員数は準会員まで合わせると現在370事業所にまで広がっており、宮崎県内のLPガス普及率は総世帯数46万中、約8割の36万世帯程になります。

―協会でイベント等も行われているようですね。

森 昨年の9月には都城婦人会と共同で防災講習会を開催し、10月には親子クッキングフェスティバルを開催しました。最近はオール電化の潮流に沿って火に接する機会を失った子どもたちが多く、ガスの火を正しく使える子ども達を育てようという趣旨のもと、県内外30組の親子が集まって料理の腕を競いました。このフェスティバルを通して、「子どもが料理を手伝うようになった」「料理に関心を持つようになった」と言った嬉しいお声を頂き、火を通した親子の触れ合いの場の創出につながったのではないかと思います。こうしたイベントは今後も定期的に行っていく予定です。

 

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LPガスあれこれ

LPガスとはどのようなものかを教えて下さい。

 LPガスは液化石油ガスの略称で、プロパン(C3H8)とブタン(C4H10)を主成分とする炭素と水素の化合物です。一般の方にとってはLPガスという名称よりも"プロパンガス"の方が馴染み深いかもしれません。LPガスは常温常圧下では気体ですが、常温下2~7気圧程度の低い圧力を加えたり、冷却すると容易に液体になります。液体の体積は気体時に比べて250分の1になり、気化することによって250倍もの体積になります。各世帯の軒下に設置されているプロパンボンベ内には圧縮された液体が(密封・封入)されており、ボンベごとの運搬も容易に行うことができます。

LPガスの特徴を。

【クリーンなエネルギー】LPガスは化石エネルギーの中でも天然ガスと共に二酸化炭素の排出量が少なく、人体や環境に悪影響を及ぼす硫黄分や窒素も含まれていないため、環境に優しいエネルギーとして地球温暖化防止や大気汚染の防止に貢献しています。

【災害に強いエネルギー】LPガスは分散型エネルギーとして、地震災害に強いエネルギーだと言われています。その理由の1つに復旧の早さが挙げられます。LPガスは導管による供給を必要とせず、世帯ごとにボンベを配置する分散型の個別供給であるため、万一不具合等が発生した場合でも代替ボンベの供給により直ちに使用することができます。当協会では宮崎県や県内半数以上の市町村と災害時におけるLPガス調達に関する協定を締結しておりますので、要請があれば直ちに対応することも可能です。また、ボンベにはそれぞれ、震度5以上の地震を感知した際や、長時間の燃焼器具の消し忘れの際に自動的にガスを遮断するガスメータが設置されており、もしもの時も安全です。

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―最近テレビ等でよく「エネファーム」という商品名を目にしますね。

 こちらは5年前から販売を開始した燃料電池です。LPガスを原料として器具内で化学反応を起こして電気を発生させ、さらに電気発生時の熱を利用した給湯も可能です。ただ、まだ1台あたりが高価なため普及しているとは言い難いですが、今後は太陽光発電と併用したダブル発電を掲げ、販売促進につなげていきたいと思います。

 

■今後の展望

―最後にLPガスのさらなる可能性と今後の展望を。

森 以前ブラジルで行われた世界LPガスフォーラムの講演の中で「LPガスの普及によって南米ブラジルの森林の減少を食い止めることが出来ました。」という一文がありました。これを聞いた時に、私達はただLPガスを販売しているだけでなく地球環境保全の一端を担っているのだということを再認識しました。そうした環境貢献の一方で、ガス業者として切り離すことのできない保安の面も今後さらに強化していきたいと考えています。LPガスによる事故発生の原因で最も多いのは換気のし忘れです。この部分は今後さらに強く啓発を行っていきたいと思います。

近年ベストミックスという言葉が叫ばれており、これは1つのエネルギーに頼らず、いくつかのエネルギーを分散して使用することでリスクを減らし、エネルギーの安定供給を実現しようというものです。災害時の迅速な復旧はもちろん、日常の節電に至るまで幅広い応用が可能です。ガスにはまだ秘められた可能性がたくさん眠っていますので、そこを掘り出して皆様にお伝えしていくのが私達の仕事です。少しでも「LPガスっていいよね。」と言って頂けるような仕掛けを今後全店挙げてPRしていきたいと思います。

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