住宅型有料老人ホームびろうの里

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 高台に建つ建物の眼下には青々とした田園風景が広がり、家屋に沿って植えられたびろうの木が優しく風に揺れています。このゆったりとした時間が流れる日南市南郷町の高台に建つのが住宅型有料老人ホーム「びろうの里」です。

今日はそんな(株)びろう会のびろうの里代表取締役の矢越祥一さんに施設の特徴など色々とお話を伺ってきました。

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■開所の経緯

―まずは開所の経緯を。

矢越「私の家系は親族が多く、80歳を超える高齢の身内も多数いました。そこで身内の高齢者を支援しようと、30年間勤務してきた身体障害者施設の施設長職を平成19年に辞職し、地元南郷町に新しく「びろうの里」をオープンしました。元々「何か地域に根差した活動をしたい」という思いがあり、また娘もリハビリの看護職にあり、妻や息子も長年特別養護老人ホームに勤めていましたので、十分なノウハウがある中でのスタートとなりました。」

―施設名の由来は。

矢越 「実は私の祖先が南郷町で最初にびろうを植えまして、南郷町でびろうと言えば矢越の名が出てくる程です()。そこに「美しく老いてほしい」という願いも込めて"びろう(美老)の里"と名付けました。」

 

■施設の特長

―施設の特長は。

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矢越 「施設内には住宅型有料老人ホームと併せてデイサービス、訪問介護事業、居宅介護支援事業、一時お預かり事業の5つの事業所が併設されています。

 当施設一番の特長は、有機・減農薬で自家栽培した農作物を利用して作る食事です。敷地内にあるハウスではきゅうりやトマトなどの野菜や、スイカ、メロンなどの果物、そして眼下に広がる田ではコシヒカリを栽培しています。入居者には大変ご好評を頂いており、食事面に魅力を感じて他施設から移入された方もいらっしゃるほどです。なぜ私が有機・減農薬の食材利用にこだわるかと言いますと、以前大病を患った経験があり、その際食の大切さを強く実感したことに起因します。以来入居者にとって安心安全な食の提供を自らの使命と捉え、有機・減農薬での作物栽培に力を入れています。

 また当施設のもう一つの特長は、豊かな自然環境と施設内のストレスフリーな環境です。よく入居者のご家族から「この施設に入って白髪だった母の髪が黒くなってきました」「寝たきりだった父が歩けるようになってきました」等のお声を頂いたり、実際に介護度のレベルが低くなった方や、経管栄養から自力で経口摂取されるようになられた方もいらっしゃいます。実はこうした入居前の心身虚弱状態のほとんどはストレスが原因だと言われています。そのため当施設では入居者に対する制限をあまり設けず、個人の生活歴を尊重するため、入居後も継続して個人活動を行える環境づくりを行っています。例えば、入居者の中には宮崎県唯一の木型師の方や、釣具屋、茶道の師範代、農業や漁業、教育関係の従事者など様々な生活歴をお持ちの方が多く、今なお現役で作品を作られたり、自家農園の栽培方法についてのアドバイスを頂いたりしています()。」

 

■今後の展望

―最後に今後の展望を。

矢越「ありがたいことに日南市の有料老人ホームの中では唯一満床となり、現在入居待機者が多数いらっしゃる状態です。今後は増床を急務として、より多くの方にご満足頂ける施設づくりを行っていきたいと思います。また、私達スタッフにとって入居者の方の笑顔や「ありがとう」の言葉は何にも代えがたい喜びです。これからもお一人お一人の尊厳を尊重しながら、明るい施設づくりに努め、一人でも多くの方がより元気に生活できるような手助けを行っていきたいと思います。」

 

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■現場の声

①介護福祉士 松浦郁代さん

「主な仕事は、部屋の掃除や洗濯などの日常生活の援助と、病院の付き添いやおむつ交換などの身体援助です。入居者にとって誰かが傍にいるという安心を実感して頂けるよう、明るい雰囲気作りや元気な掛け声を心掛けています。」

②ケアマネージャー 森口いつ子さん

「ホームの入居者31名と外部4名の方のケアプラン作成を担当しています。各スタッフと連携してチームでケアを行っていますので、お互いに助け合いながら入居者のケアが行えるのは住宅型老人ホームの良い点だと思います。」

③住宅型老人ホーム主任 荒川政子さん

「日勤と夜勤に分かれて訪問介護とホームの両方の業務を兼務しています。入居者の方はいわば人生の大先輩なので色んなことを教えてもらっています。お一人お一人生活してこられた環境が違うので、その人に合ったケアを心がけています。」

④デイサービス相談員 山下俊さん

「業務の内容は他の皆さんと同じように日常生活のお世話等を行っています。デイサービスのレクレーションでは、皆さん特に外出レクを楽しみにされています。ご自分達での外出が難しい分、ぜひこれから色んなイベントに連れて行ってあげたいと思います。」

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