露地野菜などの防除方法について

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 宮崎県は温暖な気候や肥沃な土壌に恵まれた日本でも有数の野菜生産大国だ。6~7月は露地野菜の出荷がピークを迎える一方で、病害虫の発生も増大する時期である。そこで、露地野菜等の防除方法について宮崎県農政水産部営農支援課副主幹の黒木修一氏に伺った。
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67月の傾向

 6月は菜っ葉などの葉菜類やピーマン、なす、きゅうりなど、様々な野菜が出荷時期を迎えます。一方で、月の気温平均が20度を超える日が増え、害虫が活発に動き出す時期です。また、6月は梅雨や台風などの影響によって高温多湿な環境になりやすく、病気の発生も増加します。ある程度病害虫が発生した後に防除を行っても十分な効果を得られないことも多々ありますので、発生前から計画的に、かつ多様な物理的、耕種的、化学的、生物的防除手段と組み合わせて防除を行う事が大切です。特に露地栽培においては、天候によって防除出来ないことがありますので、週間の天候情報に注意しながら予防・防除を行って下さい。

 

■防除方法

 露地野菜の防除は、病害の発生を予防し、傷の保護などに効果のある銅剤をうまく取り入れて行うのが良いでしょう。銅剤の代表はボルドー剤ですが、100年以上もの間耐性菌が確認されていません。またJAS規格に適合する農薬で、薬害が比較的少なく、農薬使用回数をカウントしない剤や、収穫直前まで使用が可能な剤があります。降雨の前に散布することで銅が雨に溶けて果実をコーティングし、かびの病気やバクテリアなどの細菌病の抑制にも効果的です。ただし、野菜の品種ごとに使用可能な薬剤が決まっていますので、使用の範囲をきちんと確認したうえで使用して下さい。降雨後には十中八九病害の発生が予想されますので、品種に合わせた薬剤散布や追肥を行うとともに、冠水や滞水がないよう、できるだけ早く排水を行って下さい。また、強風等で大きく傷ついた果実や茎などは、できるだけ除去し、傷口から腐敗しないようにして下さい。

 

■農家の方へのメッセージ

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防除の際に大切なのは薬剤散布のタイミングです。病害虫防除・肥料検査センター等から発信される発生予察情報に注意し、産地ごとに定められた防除暦に合わせてしっかり防除を行いましょう。なお防除の際は繁殖の温床となる圃場周辺の雑草除去をこまめに行って下さい。また、露地野菜の場合は天候等によって多少防除の処理時期がずれる事がありますので、週間の天候情報を確認しながら防除を行って下さい。

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