目指そう家族全員キレイな歯!<歯の衛生週間>

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 毎年64日~10日の1週間は、1958年より厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が実施している歯の衛生週間です。2011年度は「みがこうよ 未来へつなげる じょうぶな歯」をテーマに歯の衛生に関する正しい知識の普及啓発など様々な催しが開催されています。

今回は社団法人宮崎市郡東諸県郡歯科医師会 公衆衛生担当理事 柿崎陽介先生に歯の健康について色々と話を伺いました。

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■歯の健康について

―歯は「食べる」行為を支える最も大切な器官ですが、歯の健康を保つためにはどんなことに気をつけたら良いですか。

柿崎 歯を健康に保つためには毎日の歯磨きが基本です。子どもの頃から正しい歯磨きの方法を身につけて習慣化させ、虫歯を作らない為の環境づくりが大切です。平成22年度からは4カ年計画として宮崎市内全ての小学校でフッ素入りのうがい薬でうがいをする「フッ化物洗口」が実施されています。ご家庭でのフッ化物洗口だけでは習慣化が難しかったのですが、この取り組みを元に子どもさんの歯の質を高め、虫歯の減少に繋がることを期待しています。

今や虫歯は生活習慣病と言われ、糖分を多く含んだ食事や、食物のカスが歯垢となって口内に残り虫歯となります。また、虫歯と並んで歯の二大疾患と呼ばれる歯周病も注意が必要です。歯周病は歯垢が原因と言われますが、心身の状態とも密接に関わっており、特に社会的責任が増す40代後半から50代にかけてはストレスから歯周病を引き起こすこともあります。初期の頃は痛みを伴わない場合も多く、知らず知らずのうちに症状が進行し、最悪の場合は抜歯をしなければならない場合もあります。そうならないためにも、幼少時からの虫歯ケアと併せ、免疫力を落とさない生活を送ることも虫歯予防には大切です。

―最近ではアレルギーを持つ子どもが増え、それが虫歯の原因になりうる場合もあるとか。

柿崎 現代は清潔志向の強まりとともにアレルギーを持つ人々が増え、特に鼻にアレルギーを抱える人は鼻詰まりによって口呼吸になることが多く、開口時間が長いことで口内が渇き、歯垢などの汚れが固まって取れにくくなる、あるいは着色するなどの原因から虫歯になりやすくなります。また、虫歯だけでなく歯並びや噛み合わせなどにも影響が出てくる場合がありますので、親御さんは子どもさんの口が開いたままの状態になってないかなど、注意して見てあげるようにして下さい。

■虫歯の兆候

―「虫歯かな?」と感じるサインは。

柿崎 歯は、歯茎上部の目に見える歯冠という部分と、歯茎の下部に隠れる歯根から成ります。冷温物を食べた際に歯がしみるといった知覚過敏の症状では、徐々に歯茎が下がることで歯根が露出し、その部分が痛みを感じるようになります。歯周病が進行すると知覚過敏の症状が現れる場合が多く、注意が必要です。また歯茎からの出血や、食物を噛んだ際の違和感等も虫歯の兆候となります。ぜひ成人の方で半年に一回、未成年の方は3か月に一回程度の定期検診をお勧めします。その際は、歯磨きでは除去する事が出来ない歯石ケアなど、プロによる歯の掃除を体験して下さい。

■歯に関する運動

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―歯の衛生週間に始まり、国内では歯に関する様々な運動がありますね。

柿崎 厚生労働省や日本医師会が推進する80歳で20本の歯を残そうという8020(ハチマルニイマル)運動に加え、最近では「噛ミング30」(カミングサンマル)運動が推進されています。これは一口につき30回噛んで飲込もうという取り組みで、噛む事によって唾液が分泌され、虫歯の予防へと繋がります。食物繊維の豊富なごぼうやれんこん、スルメやこんにゃくなど、繊維が強く噛み応えのあるものや、咀嚼訓練用のガムなど、歯の健康の為にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

■虫歯予防のために

―最後に虫歯予防のためのアドバイスをお願いします。

柿崎 冒頭にも述べましたが、正しい歯磨きの方法を身につけ習慣化させることが一番大切です。朝昼夜3回の丁寧な歯磨きを心掛けるようにして下さい。また、歯の健康は体の健康とも関連しています。定期的な歯の検診を行い、歯と心身、共に健康な生活を満喫して下さい。

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