(仮称)宮崎ハイテク工業団地

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この春、(仮称)宮崎ハイテク工業団地が誕生する。今日は宮崎市工業政策課課長石川久雄氏、宮崎市土地開発公社専務理事今村隆治氏の両氏に完成に至るまでの経緯や、完成後の展望などを伺った。

戸敷さん.gif

―いよいよ「宮崎ハイテク工業団地(仮称)」も完成間近ですが、これまでの経緯は?

石川 平成18年1月に隣接する3町と合併(昨年3月には清武町とも合併)した時点で、旧佐土原町2カ所、旧田野町4カ所、旧高岡町に1カ所と計7カ所の工業団地がありました。ところが分譲できる土地は残り少なく完売に近い状況でした。また、合併時に旧佐土原町では石崎工業団地、旧高岡町では第2花見工業団地の計画はありましたが、大型の企業誘致の対象になる計画面積ではありませんでした。そのような現状を踏まえて、合併後における宮崎市の産業政策ビジョンをより力強くし、市民生活の安定向上や、財政基盤の安定を推進するためには、中核となる企業誘致に対応できる工業団地の確保が必要であるとの結論から、交通アクセスや工業用水・高圧電力の確保などの選定基準に照らして方向性を出してきたところ、高岡町高浜地区の山林を中核的工業団地として位置づけ、計画が一気に進んでいきました。

―市街地にも隣接しており恵まれた立地条件ですが、どのような企業を誘致するお考えですか?

石川 高速道、空港、港、それぞれに近距離で、従業員の通勤にも便利など、交通アクセスは申し分ありませんね。また工業用水も豊富です。進出企業については、これは相手のある問題ではありますが...、低炭素社会を構築するに欠かせない環境関連企業、先端技術をもち将来性のある企業に的を絞って交渉を進めている段階です。

―早く誘致企業決定の報道に接したいものですが、宮崎市の工業団地も増えましたね。

石川 合併効果の現れでしょうね。現在、14の工業団地があり、立地する企業は100社を超えています。昨年度だけでも11月末現在で、製造業7社、IT関連4社と計11社、雇用予定者数412名の立地が決まりました。また合併前は県内7位だった製造品出荷額等も3位に浮上し、バランスのとれた産業構造に変貌を遂げようとしています。なんといっても企業誘致による地域の活性化には、確実性、即効性がありますし、地域経済に与える波及効果も高いです。この観点から、平成20年1月から、誘致企業への立地企業助成金の最高限度額を従来の14・7倍に相当する25億円(製造業)に引き上げ、情報サービス業についても4億円に引き上げました。継続的な雇用の創出、維持、確保が今日的課題の最たるものと考えていますが、一方、新卒大学生の約7割は県外就職しているという現実もあります。少子高齢化社会を考えると、人材の流出も大きな問題です。充実した助成金制度、これと良好な企業立地環境を礎に県とも協力しながら大型企業の誘致を目指していきます。

―宮崎市の将来像の一端が見えてきた感じです。本日は、ありがとうございました。

 

地図とか.gif

―平成20年から始まった大型工業団地の造成工事も、いよいよ竣工間近になりましたね。

今村 お陰様で、今春2月には一部残っていました排水路整備工事も全て完了する予定です。地元の方々のご理解とご協力を得て、スムーズに工事が進捗したことは有難かったですね。改めてお礼を申し上げます。しかし、工事そのものは思っていた以上に難工事でした。

―と云いますと?

今村 山林でしたから伐採から始めるのですが、木の搬出が大変で、索道を引いて対処したのですが、思ったより手間取りました。その後、造成工事に入りましたが、山あり谷ありの地形で高低差が約50メートルある土地を、平坦にしていくのですが、これが固い地盤で、また大きく硬い岩石も多くて、ダイナマイトで破砕するとか、大型建設機械を動員して掘削するなど切ったり盛ったりして、約東京ドーム1杯分、120万立方メートル位の土砂を動かして、38ヘクタールの山林から22ヘクタールの平坦でしっかりした地盤の造成地が出来ました。

―その後、雨水調整池の工事ですか?

今村 大型造成工事の場合、雨水調整池は新設するのが一般的ですが、地元のご協力のおかげで隣接する農業用の溜池を、雨水調整機能も併せ持つ雨水調整池として有効利用することができました。土堰堤だったものを、ダムみたいな頑丈なコンクリート製に造り替えて、嵩上げし、約5万トンの雨水の調整機能をもたせました。昨年末に完成しましたが、先ほど申しましたように元々は農業用の溜池ですから、調整池には雨水だけを流し、工業排水は別なルートで流す計画です。

―上水道や工業用水の工事は?

今村 これは企業決定後に行うことになります。進出企業によって必要量が変わってきますから。それに応じた施設の設置を行う計画です。また電力も現在6千ボルトの高圧に対応していますが、中には6万6千ボルトを希望する企業もありますので、(進出企業が)決まったら早期に送電できるよう、九州電力とも協議しているところです。

―石崎工業団地も短期間で完売しましたし、早く誘致企業の姿を見たいですね。

今村 そうですよね。私にとってもそれがもっとも切実な願いです。通勤にも便利で、立地条件には恵まれていますから、一日も早く操業が始まって宮崎市が活気づくことを期待しています。

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