粋の家

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 「家+庭=家庭」というキーワードで、自然と一体となったコダワリの家づくりを追及する「株式会社 (こだわり)の家」。

 創業7年目ながら、独自のコンセプトと自然の中にいるような安らぎのある家づくりが共感を呼び、テレビ出演も重ねるなどマスコミの注目度も高まっている。

 「もともと職人を目指していたこともある」と語る重面精一社長に、自然素材にこだわり庭と一体となった自由空間を創造するポイントと、マイホームづくりの要諦をお聞きした。

―インパクトのある社名ですので、まず由来からお聞きしたくなりますね。

重面 キャッチフレーズの様な会社名ですが、「自然と一体となったコダワリの家づくりを手掛けたい」と一念発起して起業したのが29歳の夏でした。本当に自分でも若すぎる!と思っていましたが、まず、考えたのが現場で腕を振るう職人さんは、ほとんどが自分よりも年長者である事。もちろん会社経営でも大先輩です。でも、自分の理想とする家造りをやるなら(職人さんに)生意気な口もきくだろうし、そんな時、「粋の家だからショウガ無い...。」と大目に見てもらえるんじゃないかという作戦もありました(笑)。それと本当の字は「拘り」ですが「粋」と当てたのは粋なコダワリと言ったところで、勘弁して下さい。

―素敵なネーミングで感心していたのですが、そういう深謀遠慮が隠されていたとは気づきませんでした(笑)。「家+庭=家庭」というキーワードも上手ですね。

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重面 私は幼い頃から庭師になるのが夢でした。それで実家は滋賀県ですが、南九州大学造園学科に進学しました。卒業後、宮崎県内の造園会社に就職し、造園職人としての道を一筋に貫こうと思っていたのですが、住宅が建ち上がった後から作庭の依頼が来るのですね。(家と庭は)同時に計画しないと敷地の特性を存分に活かした、庭と家が一体となった自由空間は作れないと、作庭が二の次になっている現状に納得がいかず、建築段階から携わるために大手住宅メーカーに転職しました。そこでは建築のノウハウを一から徹底的に学んだのですが、同時に本格木造住宅にも底知れぬ魅力を感じるようになりました。その経験の中から、「家と庭を一枚の画として描きたい」と云う自分の仕事が見えてきました。自然を感じられる家。例えば、『空を見ながら料理を作れるキッチン』とか、『リビングで月を見ながらお酒を飲める家』なんてコダワリは、粋で好いですよね。そんな施主様のイメージを28業種の職人さんに存分に腕をふるってもらいながら、1棟1庭ごとに形にしていきたいですね。

―「故郷の見える家」として、宮崎県諸塚村の産直住宅制度を導入しましたね。

重面 最初の1棟を高鍋町に建てたのですが、テレビ番組にも取り上げられ、また視聴者の方々からの反響も驚くほどありました。諸塚直産住宅プロジェクトは、諸塚村と耳川広域森林組合諸塚木材加工センター、森林作業の第三セクター・ウッドピア諸塚の共同プロジェクトとして平成8年度からスタートしているそうですが、諸塚村の山々で育った木々を私どもと施主様が一緒に山に出向き、育林してきた方々と共に吟味しながら木材を直接、買い付ける制度です。家づくりを彩るストーリーができていい想い出にもなりますよ。

―それは楽しそうですね。

重面 深呼吸ができる家づくりを目指していますが、打ち合わせの段階から山奥で、息を切らせながらも深呼吸しています(笑)。諸塚村の木材の大半は、ドイツに本部がある世界的な認証機関FSC(森林管理協議会)の認証材です。葉枯らし材を天然乾燥させた、強度も木肌も優れた天下一品の乾燥材です。この自然乾燥材を使った太い梁や8寸角の大黒柱は、古民家を想わすようで見応えがありますよ。社是を「生きた証しを遺す」としていますが、家も語り継がれ、次世代に継承していってもらいたいですね。極端な事を言うようですが、200年住宅ならぬ300年住宅を私どもは作りたいと努力しています。今まで300年現存している家と同等の材料、上回る技術、精神があれば300年住宅は可能であるとの確信も持っています。また、「親子の会話が増えた」とか「家族が一カ所に集まるようになった」とか、「絆が深まった」と云って頂ける家づくりをしていきたいですね。家と庭にはそういった力があると思っています。

―古民家再生協会にも加入されていますが...。

重面 厚生労働省認可の財団法人職業技能振興会の「古民家鑑定士」などで組織する協会ですが、全国的な古材流通のネットワークを活かし、佐土原町での新築物件に福岡県の古民家から取り寄せた松材を梁に利用するなどしています。住宅リフォームにも用途によって使いますが、長い歳月から出る特徴がありますから、店舗向けにも味があって好いですよ。全国各地から施主様の要望に応じた古材を仕入れていますので、是非、ご相談下さい。

 また、独自に中小企業新事業活動促進法に基づく経営革新計画の承認を県から受け、木造家屋を解体した際に出る材木を、古材として再利用するだけでなく、分別して工場用の燃料チップとしても使用しています。ごみを減らして二酸化炭素の削減にもつながる外、きちんと認定を受けた古材を新築や大規模なリフォームに使った場合、固定資産税の減免措置を受けられる利点もあります。

―解体費ゼロ円計画という、全国でも珍しい「建て替え応援プロジェクト」もありますね。

重面 昨年、試験的に導入したのですが、一般的な木造建築物(約40坪)の場合、150160万円位の解体費用が掛かり、建て替えのネックになっている事例もあります。解体古材木を再利用するからできるプロジェクトですが、愛着のある自宅の木材や土壁を再利用しますから、家族の歴史を残しつつ新しい家に生まれ変わると好評を頂きました。

―構造見学会や完成見学会の外、マイホーム教室も年3回開催されていますが、最後に読者の方に家づくりのアドバイスを。

重面 自然を感じられるこだわりの家づくりを始めるには、自分の土地と周囲の環境をよく知ることが第一歩です。私は隣家の窓の位置まで測量し外からの視線も考慮します。そして、センスのある庭や自然の光、風を上手に取り入れ、自然と一体となった満足度の高い生活空間を創るという点だと思います。また、何事においても基礎が大事ですから、地盤調査は契約前に!完成後に不同沈下などが起きたら笑い事では済まないです。建築に関しては、見えない所ほどいい材料を使うべきだと思います。正直、見える所は後からでもやり直しが利きますが、基礎や土台・柱・梁など構造躯体に関しては後でやり直したいと言っても、そう簡単には行きません。極端な言い方をすれば、構造さえシッカリしていれば、生活様式の変化にあわせて30年後50年後に改装、改築はいくらでもできます。

 家を造る作業は、ほとんどが職人の手作業ですし、材料も人間の目利きで選びます。設計、アフターメンテナンスに至るまで、全ては信頼できる人に相談できるかという点は重要ですね。当社は、建ててからこそ長く付合ってもらえる、かかりつけの工務店になりたいと思っていますので、是非、ご相談下さい(笑)。

―本日は、お忙しい中ありがとうございました。

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