ホワイト急便笠江グループ

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パリッと糊の効いたYシャツや、シミが綺麗に落ちた洋服。自宅で洗いきれない衣類などのお世話役として、地域に親しまれてきたホワイト急便のクリーニング。近年では、利用者の利便性を考えた様々な形態の店舗が新出しているようですが...。そんな気になるお話を、今日はホワイト急便笠江グループの代表取締役笠江和生氏に伺ってきました。

■沿革

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笠江 当社は、先代社長である父が昭和33年に創業し、今年で52年目を迎えます。私はその2代目です。子どもの頃から両親のクリーニング業務を見て育った私は、朝から晩まで働く両親を見て「大変そう。」という思いが強く、当時はその道に進もうなんて思ってもみませんでした(苦笑)。そんな私に転機が訪れたのが、昭和53年の「日本さわやかグループ」への入会です。当時はまだ物もあふれていない時代で、裕福なご家庭のクリーニング利用が多かったのですが、「朝出して夕方ばっちり」のキャッチフレーズと共に、わずかな着替えが朝出して夕方に仕上がるということが大衆にうけ、それをきっかけにお店がぐっと急成長しました。当店も、個人店から企業単位のクリーニング会社へと変わっていき、これを機に「この仕事は事業として魅力がある。」と気付いたんです。その後、大学を卒業して、埼玉県のグループ店に3年間修業に行き、洗い場から経営に至るまで全てのクリーニング業務を学びました。初入店が4月の繁忙期だったこともあり、当時は、開店から閉店まで2025人程のお客様がひっきりなしに並び、出される衣服も冬物のコートなどかさばる物ばかりで、天井につく程山積みになった衣類を見た時は、正直とても驚きました()。家内工業的なクリーニング屋に生まれた私にとって、この繁忙期での経験はもちろん、作業方法、システム、機械の種類など、埼玉店での経験は全てが新しく、毎日残業を繰り返しながら、なんとか体で覚えていきました。この修行時代こそが、私のクリーニング人生の始まりでしたね。

 

■新たな取り組み

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①無人受付機

笠江 全国に先駆けて、宮崎県では平成19年から無人受付機を導入しました。これは、仕事や家事が忙しくて時間がないというお客様にとって、投げ込むだけで、並ばなくて良い、閉店後にも出せる、というシステムを取り入れたらどうかという提案から始まりました。ご利用方法は、まず当会員になって頂き、個人専用ロッカーのカギをお渡ししますので、その後お好きな時間に衣類を投入して頂ければ、仕上がった後に隣の有人店舗で商品お渡します。衣類の生地によって追加料金が発生したり、また、作業工程の途中で糸引きやほつれなどが発生する場合も稀にあります。その為、ご入会頂く際に、まずは当店を信頼して頂き、確認書としてこれら事項の承諾を頂いております。お陰さまで、ご入会時はみなさまご理解して頂きますし、クレームを受けた事も一度もありません。ただ、現在は試験的な段階ということで、仕上がり後の受け取りが有人な上、店舗も宮崎市内では小松店しかありません。これから認知度をあげていきながら、受け取りまで完全に無人化していきたいですね。

②ドライブスルー店舗

笠江 こちらも全国に先駆けて、宮崎では平成20年より開始しました。コンビニに代表されるロードサイド店舗が多い現在では、入店の際、車が進入しやすくて出やすいという事は大切な条件です。ドライブスルーなら下りない・止まらない、出入りもしやすいということで、通常の店舗のように、車を止めて、衣類をお店まで運ぶ必要もありません。便利さからか、ご利用者はとても多いですよ。受付部には、伸縮可能なテーブルが付いていますので、横付けが苦手な方でも簡単にご利用い頂けますし、また、上部には屋根も付いていますので、雨の日でもご利用頂けます。設置当初はビジネスマンの方が、通勤時にワイシャツやズボンを預けるというイメージでしたが、ことのほか便利に感じてくれているのがお子様連れの主婦の方です。チャイルドシートを外す必要もありませんし、大物衣類の際は店員が取りに伺います。待たされる時間も、ご自分の車でお待ちいただきますので、店舗に並ぶよりかは待ちやすいのではないかと思います。

 

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■今後の展開

笠江 昨今、衣類のカジュアル化、洗剤・洗濯機の進化、コインランドリーの進出などで、クリーニングの需要が減ってきていると言えます。そこで、お客様にもっと新しいクリーニングの可能性を感じてもらうために、今力を入れているのが着物のクリーニングです。「着物が洗濯できるなんて知らなかった。」というお客様は意外と多く、こうしたまだ顕在化していない、多種多様なお客様のニーズにを掘り起こすためにも、今後はもっといろんなサービスを展開していきたいと考えています。そして、将来的には、クリーニングという業種を通した、お客様をトータル的にフォローできる企業になりたいと考えています。具体的にはリネンサプライや、高齢化社会に向けた老人介護施設の洗濯物一括請負、また、衣類だけでなく、ハウスクリ―ニングや光触媒を使った洗浄・抗菌など、新たな分野まで手を伸ばしていけたらいいですね。こうした新しい分野の開拓を模索しつつ、お客様のかゆい所に手が届くような、クリーニングに関する全てのサービスを網羅していけるようになることが目標です。

さらに、当グループが抱える問題点として、後継者不足という側面もあります。当業務は決まった定年がありませんので、ご高齢の方や、定年後に新しく店舗を開店される方も多く、営業者の高齢化は否めません。そのため、後継者がいない店舗は、地域のクリーニング屋が丸ごと1つなくなることになります。当社のモットーでもある地域に密着したサービスを展開していくためにも、今後は後継者の育成にも力をいれつつ、店舗の拡大・存続を図っていきたいと思います。

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