株式会社共立電機製作所

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白熱灯に代わる次世代型の光源として近年注目を浴びるLED照明。そのLED照明を使用し、道路灯、公園灯、防犯灯、トンネル灯、高天井灯などの屋外灯を専門に製造する、屋外用LED照明のリーディングカンパニーである株式会社共立電機製作所。日本の未来を明るく照らすLED照明に懸ける、株式会社共立電機製作所取締役副社長の船ヶ山保幸氏にお話を伺った。

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LED照明による屋外灯開発のきっかけは?

船ヶ山 2007年の12月頃、韓国のレーザー商品を扱う企業から「LEDのランプを作ったので、製品の良し悪しを判断してほしい。」とご相談がありました。早速そのランプを確認してみると、思いの外パワーがあり、良い商品だったんです。そこから道路灯にまで話が発展し、わざわざ試作品を作ってきて下さったのです。しかし、外形や照明の明るさは大変優れていた反面、日本の道路の照明基準に全く合わなかったのです。すでに数社から注文を受けていた状態で大変狼狽しましたが、これが功を奏しました。「基準に沿わないのならば、基準値に合う物を自分達で作ろう!」と立ち上がり、どうにか納期までに道路灯を完成させることが出来ました。 

―その当時を振り返ってみて、いかがですか?

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船ヶ山 これまで主に高圧盤などを扱っていた当社にとって、LED照明は分野が全く異なりとにかく覚えなければならないことばかりでした。そこで、まずは全従業員の心持ちを揃え、繰り返し製品の実験を行いながら、その場しのぎの物ではなく6~7万時間使用できる製品作りに専念しました。おかげで、通常1年かかる製作時間を半年、2年かかるところを1年以内で仕上げることが出来ました。当時はほとんど寝ていませんでしたけど(笑)。

 

―それだけ傾注したLED照明に対して、思われることも多いのでは?

船ヶ山 照明器具の製作販売会社は、LED協会だけで

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4050社あります。この中でずば抜けた売上を挙げていこうと思えば、人一倍の努力と研究心を持ってやるしかないんですよ。他社が当社と同じような製品を製造する際には常にその先にいること。毎日が大手企業との戦いですから、これは出来ない、あれは出来ないということをお客様にはあまり言いません。そういった特注品を安く提供できれば、おのずと喜ばれますからね。大手企業には出来ない、お客様の要望に沿ったきめ細かな工夫・配慮こそが地場である当社の得意とするところです。これまで以上に地域、お客様の声を反映しながら、日本だけでなく世界に通用するようなより良い製品を、あくまで宮崎発信にこだわりながら製造していきたいと考えています。


―今後のLED照明の展望は?

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船ヶ山 LED照明を使用することでCO2の削減や省エネに繋がるという事実はおおよそ世間に浸透してきましたが、LED照明自体の価格が依然として高く、消費者の購買促進にはまだまだ直結していないのが現状です。さらに多くの消費者に広めていきたいという気概で、生産量を増加させ、どうにかコストダウンの一端を担うことが出来ればと思います。とは言いましても、ただ量産すれば良いというわけではなく、当社の製品はとりわけ公共の街路灯や防犯灯の製造など、社会的な責任を伴うものが大半を占めており、製品納入時の手直しやリコールを受けるような粗悪品は認められません。だからこそ、当社としては薄利多売で利益を追求するのではなく、消費者の要求に沿った製品を少しでも安く製造することでLED事業自体の幅を広めていきたいと考えています。また、事業の広がりは得てして、雇用の促進にも繋がります。当社では創業当初より地域貢献の精神を基本理念に掲げており、2010年は12名の地元宮崎出身者を採用しました。今後も、LED事業の広がりを通して地元宮崎に大いに貢献できるよう尽力して行きたいと思います。

私自身、LED事業の成長をとても楽しみにしており、今では食事をするよりも飲みに行くよりもLED照明を製作している時が一番楽しいとさえ感じます。こうして当社の手によって創り出されたLED照明を、遠方からわざわざ色んなお客様が当社に見学に来て下さることや、使用して喜んでもらえることなど、どれもこれも本当に嬉しく感じるのです。良い上司、良い部下にも恵まれ、毎日心から楽しんで仕事をさせていただけることに、心から感謝しています。



本社隣にLED照明製造施設新設 今年5月に操業予定

 

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施設概要

船ヶ山 平成20年よりLED照明の開発を行ってきた当社は、製品の品質向上と製造販売に注力する為、開発から設計、試験、生産を一貫して行うことのできる施設を新設し、本格的にLED道路灯やトンネル灯に特化したLED専門施設に取り組むことになりました。新施設は、敷地面積約1100㎡、建築面積約700㎡の2階建で、恒温庫も新たに設置し、5月に操業開始を予定しております。宮崎県・市の誘致企業としての認定も受け、いよいよここからが当社LED事業の本当のスタートです。年間生産35億を目指して、今後は本業とLED照明の両軸を基盤とした事業の発展に尽力していきたいと思います。

 

最終試験場も隣接

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船ヶ山 新施設の隣には、開発した製品の精度を確認することができるフィールドテスト場を設置しました。これは当社が開発した道路灯等を実際の設置現場と同じように設置し、照度の推移や、雨、風、災害等への耐久性等をコンピュータ管理のもと、模擬的に試験することができるものです。従来はこれらの作業を各メーカーや工業試験場等に依頼してきましたが、今後は開発から設計、製造、そして試験に至るまで全てを自社内で行うことが可能になります。LED照明は平均寿命が68万時間、年数にすると12年~15年という長寿命のため、製品の信頼性が第一です。機種が変わる毎に当社内で確認をし、LEDの開発・製造という重責を担う者として、このテスト場できちんと製品精度が立証されたものを当社製品の信頼性の証として販売していきたいと思います。

 

今後の意気込み

船ヶ山 LED事業もいよいよ本格的に動き出し、もう後戻りはできませんからね(笑)。最近は新LED球(ハイパワーLED)事業の開発もスタートし、今後ますます新事業・商品を目指して着実に進んでいきたいと思います。諸外国への輸出も視野に入れながら、宮崎発信のLED事業を世界に向けて発信できれば嬉しいですね。

 

―お忙しい中、有難うございました。今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。


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