みやざきソーラーフロンティア構想

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宮崎県において、エネルギー問題や地球環境問題への対応として、さらには、新たな地域づくりの取組みとして、太陽光発電関連施策の構築とその推進を目的とする「みやざきソーラーフロンティア構想」が、いよいよ具体的な展開を見せ始めました。同構想は、温暖化対策に加え、新産業育成の側面も強く持っていて、宮崎県のグランドデザインの柱の一つともいえる意欲的なプロジェクトです。今回は、同構想を紹介します。

構想.jpg「みやざきソーラーフロンティア構想」は、快晴日数、日照時間がともに全国第3位と日照環境に恵まれている地の利を活かし、太陽光発電の普及啓発、導入促進等に、官民一体となって積極的に取り組んでいこうとして、今春3月に策定されたものです。

コンセプトとしては「宮崎県は太陽光発電の拠点を目指す」とあり、製造、発電、活用の三分野に渡った取り組みで、新エネルギーを活かした地域づくりや産業集積を目指す壮大なプロジェクトで、宮崎県のグランドデザインの柱の一つといえます。

その中の一つである「メガソーラー全県展開プロジェクト」においては、メガソーラーの誘致を目指し、昨年 11月に全国で初めて協力企業の公募を行っていましたが、国際環境ソリューションズ株式会社を代表企業とする国際航業グループ4社による提案を採用し、本年4月9日に宮崎県及び設置予定地の都農町との間で協力内容に関する基本合意に至り、進出協定を締結しました。事業内容は宮崎県児湯郡都農町の旧リニア宮崎実験線高架上に太陽光パネルを縦列に配置して1メガワットの発電を行う計画で、年間発電量は一般家庭約300世帯の年間消費分にあたる120万キロワット時。これが実現すれば送電線を利用する発電事業としては電力会社以外が運営する国内初のメガソーラー発電所となります。

地元の河野正和都農町長は、「施設園芸などにも電気を利用し、地産地消のグリーンエネルギーシステムを確立し、施設を活かした地域振興を図りたい」と期待を寄せています。

以下、具体的に動き出した「みやざきソーラーフロンティア構想」の一部を宮崎県の資料を元に紹介します。

 

宮崎県の優れた環境を視覚的に発信するシンボルとして、メガソーラーの県内各地への立地を進めます。また、立地後は単に発電所としてだけでなく、地域における活用策についても検討し、全国に発信していきます。また、温室効果ガスの排出権取引制度導入等の動きを見据え、メガソーラーを介した都市部と地方、あるいは、地方間の連携の可能性も検討していきます。

メガソーラーの積極的活用

全国的に見ると、電力会社によるものを除き、メガソーラーで発電した電力は自家消費されているケースがほとんどですが、本県におけるメガソーラーの実現後は、農業等の地域産業への利用など地産地消的な活用方法を研究します。また、電力だけでなく、発電施設自体についても、例えば観光資源や地域の環境・エネルギー教育の場としての活用等を進めます。

ソーラー住宅普及促進プロジェクト

家.jpg原油価格の高騰のような外部的要因による県民生活への影響の低減を図るため、まずは県民に最も身近なレベルである一般家庭への太陽光発電システムの導入を推進する取組みを進めます。平成21年度から県独自の支援制度として「住宅用太陽光発電システム融資制度」を創設し(新規融資枠3億円)、住宅用システムの普及率全国第1位を目指すとしています。太陽光発電の大部分を占める一般家庭への導入を進めることは、普及率全体の底上げにもつながり、支援制度を充実させるとともに、県民に身近な地域・学校での普及啓発活動や県自身の率先導入等を通じて、県民の意識の醸成を図っていきます。

新エネルギー啓発事業の展開・充実

環境エネルギー教育に取り組む大学や民間企業等と連携し、小中学校等において太陽光発電をはじめとするエネルギー講座を展開するとともに、県内で活動する民間団体とも協力しながら各地域における普及啓発の取組みを強化していきます。また、県有施設等にも太陽光発電を率先して導入するなど、設備の仕組みや効果、意義などについて県民にわかりやすく解説します。さらに、県内において特に新エネルギー関連施設の集積が進む地域については、国が進める次世代エネルギー・パークなどの枠組も活用しながら、新エネルギー普及啓発の拠点となるよう取り組んでいきます

ソーラー産業育成・集積プロジェクト

太陽電池産業は自動車産業と並ぶ裾野の広い産業であり、産業の集積に伴う県内経済への波及効果が期待されることから、企業誘致や地場企業の参入促進を図るとともに、産業集積に欠かせない高い技術を身に付けた人材輩出についても取り組んでいきます。さらに、太陽光発電や太陽電池産業と他の産業との連携を図るなど、新たな付加価値の創造にも取り組みます。

 

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