正春酒造 黒木裕章社長

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首位・阪神をじりじりと追い上げる巨人軍。この勢いで勝ち進み、クライマックスシリーズで勝利の美酒を酌み交わすことを夢見ている巨人ファンも多いことだろう。

そんなジャイアンツファンに朗報!読売巨人軍初公認の本格芋焼酎「強くあれ、巨人。」が西都市三納の「正春酒造」から発売された。

明治初期に創業したという歴史の古い蔵元を訪れ、5代目に当たるという黒木裕章社長と焼酎談義に花を咲かせ、また、巨人軍へのエールもお聞きした。

 

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 ―今日(対談時・8月18日)から新酒の仕込みが始まったそうですが、焼酎造りで心がけている点は?

 黒木 昔ながらの手造り蔵の特徴を出来るだけ残していきたいと思っています。私は「五感で感じる焼酎造り」と云っているのですが、合理化、機械化を最小限度に抑えて、蔵人たちの感覚を大事にした焼酎づくりを心がけています。 また、今日仕込んだ焼酎は、3ヵ月経てば出来るのですが、それから半年以上は熟成させ、私が聞き酒をして品質を確認してから出荷しています。

 もちろん基本は、吟味した原料を使うことです。まず芋ですが、当社では新富町の十数件の契約農家の方々が栽培したサツマイモ「黄金千貫」を使用しています。この「黄金千貫」は度重なる品種改良の結果、でんぷん質を多く含み、芋焼酎を造るためには理想的なサツマイモとなりました。そして芋5に対して1の割合で加える米麹は、タイ米を使っているメーカーさんも多い中で、当社では全て国産米を使用しています。

 

 ―いい地下水も湧き出るそうですね。

 黒木 この辺一帯は地下水の豊富な処ですが、当社の命とも云える、水源、清水兼(きよみずがね)は蔵から車で山へ5分ほど行った処にあります。ミネラル分を豊富に含んだ水で、焼酎造りには最適な良水です。焼酎造りと云うのは面白いもので、同じ原料、同じ製造法でも、それぞれのメーカーさんによって味が違ってくると思います。家庭料理と同じですね。特に微生物を扱う仕事ですから、長年の伝統だとか、蔵の立地条件、風土が左右してくるのでしょう。そういう観点からも、当社は地域密着企業であり続けるし、また地域に育てられてきたと感謝の思いです。

 

 ―西都市が、酒発祥の地といわれる伝承もあるそうでが...。

 黒木 西都市には西都原古墳群をはじめ貴重な文化遺産と神話が数多く残されていますが、その中において都萬神社は、コノハナサクヤ姫をお奉りしています。コノハナサクヤ姫が3人の子供を育てるのに母乳が足りず、甘酒を代わりにしたことから、酒発祥の地ともいわれています。そのコノハナサクヤ姫が、夫のニニギノ尊と初めて出逢ったのが、今でもある逢初川の辺であったそうです。この伝説にちなんで、当社のブランドである「逢初(あいそめ)」は命名されました。

 

 ―ロマンティックなネーミングですね。味の特徴は?

 黒木 フルーティーですっきりとした飲み口ですが、上品で深みのある芳醇さとやわらかな旨みが溶け込んでいます。水割り、ロックに適していますね。この「逢初」は従来の常圧蒸留ではなく、減圧蒸留という新しい製法で造っています。蒸留機の中を真空に近づけて蒸留しますので沸点が下がり、軽快で癖のないソフトな味に仕上がります。

 

 ―焼酎造りも、時代の流れと共に変わっていくのですね。

 黒木 「正春」は、明治創業以来の伝統と技術を活かして造っていますよ。芋焼酎独特の香りと味には根深い人気があります。唯、食生活が変わってきていますので、味覚も変化します。それぞれのお好みで、飲み分けて戴けたらと思っています。

 

 ―リキュールも製造していますが...。

  黒木 西都市は柚子の産地としても有名で、九州一の収穫量を誇っています。毎年、5月から6月に白い花をつけ、10月から12月に黄色く色づき収穫期を迎えます。この地元の名産品を使って「柚ほたる」「柚の雫」「美夢」を発売しています。いずれもフレッシュな柚子の香りと、爽やかな風味をお楽しみいただけます。

 

 

 

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―今日の本題である「強くあれ、巨人。」の話になりますが、発売までの経緯と、製品の特徴は?
 黒木 読売巨人軍の方から(製品化の)お話を戴きまして、私もV9世代で、長年の巨人ファンでしたので、喜んでお引受けいたしました。ブランド名は、故正力松太郎・元巨人オーナーの言葉から戴き、ラベルデザインには原辰徳監督の直筆を使用しています。味は、今までにない独自なものをという球団からの要望もありましたので、伝統的な常圧蒸留の原酒と爽やかな減圧蒸留の原酒とをブレンドし、ソフトで軽快な口あたりの中にも、しっかりとした深い味わいを楽しめる仕上がりにしました。

 

 ―7月24日から発売されていますが、評判は?

 黒木 上々です。意外だったのは、営業活動はほとんどしていないのですが、関西、名古屋圏からのお問い合わせが多いことです。隠れ巨人ファンが相当数いらっしゃるんじゃないでしょうか(笑)。

 

 ―最後に、読売巨人軍への激励のエールを。

 黒木 もう優勝ですよ。決戦の場はクライマックスシリーズになるでしょうが、優勝の二文字しか念頭に浮かびません。「強くあれ、巨人。」いい言葉で、いい酒です。

 ―力強いお言葉を耳にすると、正に春が来た気持ちになります。本日は、ありがとうございました。

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