カネ政商店 長谷川 雅一 専務

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日より「みやざき初かつおフェア」が始まった。この催しは宮崎の新鮮なかつおの旨さや魅力を消費者に広く知っていただこうと、県内の水産業界関係者が一体となって取り組んでいるもので、来月6日まで「みやざき初かつおフェア」というのぼり旗のある鮮魚店や量販店、また外食店、直営店などを中心に行われる。

 

本県の近海かつお一本釣りの漁獲量は全国1位(平成18年)を誇り、生産額も22年連続で全国トップに輝いている。このほか沿岸まぐろのはえ縄漁獲量も全国1位と本県は漁業も盛んだ。

 

こうしたなか今回は、宮崎に水揚げされた魚介類を中心に県内をはじめ東京など県外にも広く発信している、水産中卸業・加工業の㈲カネ政商店(宮崎市=長谷川栄次社長)を特集する。

 

瞬時に判断し、即決断。

 早朝5時30分頃の宮崎市中央卸売市場。そこには30分後に始まる競りに向けて、水揚げされた魚介類の目利きを済ませ、なおも社員と入念に最終確認をする長谷川雅一専務がいた。

 

「旨い魚をいち早く、そしてできる限り安くお客さまに届けることを心がけています」と事前の取材で見せたやわらかな表情とは対照的に、この時は「(お客さまに対して)きょうは買えませんでした。数が足りませんでしたでは済まされませんからひと時も気が抜けません」とこれから始まる"戦い"に向けて気合十分だった。

 

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午前6時になると水産部門の競りが一斉に始まった。競り人と仲買人の威勢の良いやり取り―。何を言っているのか素人には聴き取ることは難しかったが"一瞬にして"次々と売買が成立していく。「競りで重要なことは"瞬時に判断し即決断すること"。そして何よりも元気がなければいけません」と長谷川専務。

 

 場内の至るところを1時間程度走り回ってこの日の競りは終わったが、引き続き今度は出荷へと移った。

 

  同社の取引先は県内の大手量販店や外食店。また学校給食や医療福祉施設など、その数は同市場内ではトップを誇る。他社に比べて大量に仕入れることにより顧客に良い品をできるだけ安く提供できる。さらに通常の仕入れだけでは足りない場合や顧客の希望する魚介類がない時は、県内の他の港や、県外の同業者とも連携を図り迅速に対応している。

 出荷の準備を終えた社員は休むことなく配達へと出かけ午前10時頃には場内も落ち着きをとり戻していた。

 この日の取材で最も印象的だったのが、若い社員の活躍する姿だった。若い社員がテキパキと仕事をしている姿は、顧客に安心と信頼だけでなく、勇気と元気を与えてくれる。長谷川専務は「働く人が活き活きと仕事ができる環境をつくることも経営者の役目です」と話すなど社員の中では良き兄貴分のようだ。

 

  経営はもちろん、競りや営業など全てをこなし把握する長谷川専務は、高校卒業後に宮崎市内のブティックに7年間勤務。15年前に家業である同社に入社し、下積みからスタート。競りの雰囲気を体で覚え、次第に魚の卸し方、目利きを勉強して成果を上げていった。また同時に営業にも積極的に取り組み、新しい取引先を増やし続け、現在では県内一円に加え、銀座、新宿、六本木など毎日、東京へ空輸するほどになった。

まぐろの解体ショー

 

  同社は依頼があれば、様々なイベントなどで「まぐろの解体ショー」(まぐろ1匹ご購入いただいた方に)を行っている。これは長谷川専務が、次男の通う幼稚園のPTA会長を務めている関係から同園の行事に合わせて、園児や保護者の前で披露したことがきっかけで、その後も取引先である福祉施設でも依頼が相次ぐなど好評のようだ。ご希望の方はまず同社にお問い合わせを。

 

漁師と食卓を結ぶ架け橋

 

 「食に対する関心が高まりつつある今日。多様化するニーズにいかに対応できるかが、長年築いてきたお客様との信頼関係をはじめ、今後の展開を大きく左右していくと思います」と長谷川専務が話すように、同社の対応はきめ細やかで抜群だ。特に学校給食や、医療機関、福祉施設などに納める魚の骨抜きは手作業で行うほどの念の入れよう。

 

また原油価格が高止まりする昨今においても、「できるだけ新鮮な状態でお客様へお届けしたい」と遠方であってもまとめて配達せずに準備ができた物から順次個別に配達している。

 

最後に長谷川専務は「これからも、宮崎で水揚げされた新鮮な魚を厳選し漁師と食卓を結ぶ架け橋として社員一丸となって努力してまいります」と抱負を語ってくれた。

■プロフィール (はせがわ・まさかず)昭和44年宮崎市生まれ、38歳。

 

 宮崎市内の高校を卒業後、ブティックにて7年間勤務。平成6年に家業である㈲カネ政商店に入社し現在に至る。

 座右の銘は「先憂後楽」と「率先垂範」。  高校時代は野球に青春を注ぎ主将。7年間働いたブティックでも店長。現在は息子の通う幼稚園のPTA会長も務めるなど周囲の信頼も厚い。

 大親友である元読売巨人軍の選手が司会を務めるラジオやテレビ番組で、毎年初かつおを全国の視聴者にプレゼントするなど、消費拡大にも一役買っている。

 

 仕事柄家族との時間がなかなかとれないので、休みの日は家族サービスに徹する。 仕事帰りのサウナが一日で一番やすらぐひと時―。

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