カネ政商店 長谷川 雅一 専務
瞬時に判断し、即決断。
「旨い魚をいち早く、そしてできる限り安くお客さまに届けることを心がけています」と事前の取材で見せたやわらかな表情とは対照的に、この時は「(お客さまに対して)きょうは買えませんでした。数が足りませんでしたでは済まされませんからひと時も気が抜けません」とこれから始まる"戦い"に向けて気合十分だった。
同社の取引先は県内の大手量販店や外食店。また学校給食や医療福祉施設など、その数は同市場内ではトップを誇る。他社に比べて大量に仕入れることにより顧客に良い品をできるだけ安く提供できる。さらに通常の仕入れだけでは足りない場合や顧客の希望する魚介類がない時は、県内の他の港や、県外の同業者とも連携を図り迅速に対応している。
経営はもちろん、競りや営業など全てをこなし把握する長谷川専務は、高校卒業後に宮崎市内のブティックに7年間勤務。15年前に家業である同社に入社し、下積みからスタート。競りの雰囲気を体で覚え、次第に魚の卸し方、目利きを勉強して成果を上げていった。また同時に営業にも積極的に取り組み、新しい取引先を増やし続け、現在では県内一円に加え、銀座、新宿、六本木など毎日、東京へ空輸するほどになった。
まぐろの解体ショー
漁師と食卓を結ぶ架け橋
最後に長谷川専務は「これからも、宮崎で水揚げされた新鮮な魚を厳選し漁師と食卓を結ぶ架け橋として社員一丸となって努力してまいります」と抱負を語ってくれた。
■プロフィール (はせがわ・まさかず)昭和44年宮崎市生まれ、38歳。
宮崎市内の高校を卒業後、ブティックにて7年間勤務。平成6年に家業である㈲カネ政商店に入社し現在に至る。
座右の銘は「先憂後楽」と「率先垂範」。 高校時代は野球に青春を注ぎ主将。7年間働いたブティックでも店長。現在は息子の通う幼稚園のPTA会長も務めるなど周囲の信頼も厚い。
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