グランドパティオ都城 総支配人 海野 宏幸氏
都城駅から歩いて5分の結婚式場「グランドパティオ都城」は中世ヨーロッパの薫り漂う外観がひときわ目立つ人気のスポット。年間約250組のカップルが披露宴を挙げ、オープン以来8年間、披露宴数が都城でトップの実績を持つ。「予期せぬ感動を」をモットーに躍進を続ける「グランドパティオ都城」の海野総支配人にお話を伺った。
―創立から現在に至るまでの経緯を教えて下さい
平成13年の2月にオープンして7年が経過しました。最初は140名規模の会場を2会場設け、初年度250組の披露宴を手掛けました。それから毎年、年間を通して約250組のカップルが披露宴を挙げられました。この数はオープン以来7年間都城でトップです。
そして、もう少し広い会場も欲しいというお客様のニーズに応える形で4年前に240名規模の会場、「ファウヌス迎賓館」をオープンしました。南イタリアの古代遺跡都市「ポンペイ」最大の貴族の邸宅をイメージして作り、ゴージャスな雰囲気が人気です。始めて会場をご覧になる方はドアを開けると高い天井と大きなシャンデリアに「わあ~」と歓声を上げられる方も多いですよ。
またこの春のブライダルシーズンに向けて本館3階の会場『イルチェーロ』をリニューアルしました。「イル・チェーロ」とは、イタリア語で『空』と言う意味です。従来は重厚な雰囲気だったんですが、今回は思い切って、若い人のニーズに応えられる様、真っ白の会場に変えました。お客様のイメージでクロスを変えたり、花を変えたりとご自由にその真っ白いキャンバスに絵を描くつもりで自由にデザインして頂きたいですね。お蔭様でこの会場の予約が今とても増えています。
―都城のブライダル業界は今、どういった傾向にありますか?
結婚式の数は都城自体は増加傾向にあります。少子化なのに増えているのは、色々な式場やホテルがリニューアルし、どこの式場も色々なプランでお客様を集客しているからだと思います。そういった意味では激戦区ですね。
お客様も披露宴への中身へのこだわりはもちろんのこと、今はお値段を非常にシビアに考えられる時代なので激戦になることで、業者間の価格競争も激しくなってきています。
―都城で一番多くの披露宴を手掛けられ、小林、野尻、宮崎、串間、鹿児島の曽於郡、国分、鹿屋と幅広い地域からお客様が集まる人気の秘訣はどこにあると思いますか?
お客さまがご来館してお帰りまでの「ストーリー」をはっきりさせるということに力を入れています。たとえば今から来られるお客さまから電話を頂くとする。10時にご来館とわかる時には、その時間に駐車場までお客様をお迎えに行くわけです。雨が降れば傘をさして行く。そして会場に到着すると、入り口にはその方のお名前がある。テーブルに座ったら、ウェルカムボードが作ってある。会場内にはそれぞれの会場ごとに雰囲気の音楽が流れ、アロマの香りの演出があるというふうに「ストーリー」を作ってお客様を迎える準備をしています。
お客様に感動を与えるということを徹底して行っています。一番テーマにおいているのは「予期せぬ感動を」ということです。
またお料理も人気です。ご年配の方から若い方まで喜んでいただけるように和洋折衷にしています。温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにが基本。前菜以外は後出しにし、サービスには力を入れています。
―スケールの大きなチャペル「セント・アイリスチャーチ」での挙式は人気のようですね
元々、教会を建てることになったのはステンドグラスとの出会いがあったからなんです。チャペルにあるのは200年前のステンドグラスです。今はブライダルチャペルで、雰囲気だけの所もありますが、ステンドグラスしかないその持ち味にこだわっています。ステンドグラスから生の光が入ってきて太陽の光が刺し込む感動。やはり本物は違います。是非本格的な挙式をして頂きたいですね。
―何事にも研究熱心な総支配人自ら作られるエンディングDVD等も人気のようですが
新朗新婦の幼い頃からの生い立ちを集めたプロフィールDVDや、披露宴の最後にその日の挙式や披露宴の様子をダイジェストにまとめた動画入りのエンディングDVDなど、映像の世界や写真の世界は非常に進んでいるので、いつも常に自分への挑戦だと思って手掛けています。これからも常にお客様に感動を与えるソフトを作って提供していきたいです。
最近はお客様も映像など研究され、作り方も上手になっています。しかしお客様の先を行かないと商品にはならない。お客様にできないことをするから商品になるわけです。
またうちのスタッフにもできるんだ。今まで外注していたものも勉強すれば自分達でできるんだということを見せるためにも取り組んでいます。
お衣装でもなんでもそうですが、お客さんが見て新しいというものはどんどん取り入れて常に新鮮さを求めていきたいですね。
―総支配人自ら披露宴当日の現場にはよく足を運ばれるとか
現場にできるだけいることで現場がわかる。改善点など現場にいないと流れもわからない。現場に入って現場のスタッフと一緒に働き、同じ目線になることで見えてくることは多いですよ。たとえば洗い物をすれば洗い物の流れや仕組みがわかり新しい構想も出てくるでしょう。すると業務の効率化などに的確な指示もできます。
―これからますます少子化時代になり、披露宴そのものを挙げる人自体の数が減ると予想されますが、今後のブライダル業界を生き抜く展望としてはいかがでしょうか
今後はかっちりとした披露宴という形から新朗新婦主体の少人数パーティーが増えてくると思います。たとえば家族だけで披露宴をしたいとか、結婚写真だけが欲しいとか、式だけを挙げたいとか、そういうカップルが増えてくると思います。そういった一組、一組の細かなニーズに合わせた会場をセッティングして、写真撮り、内容を工夫していくことで新たな需要があると思います。統計を見ても、結婚は籍だけ入れ、披露宴はしないつもりだけど、やっぱり式だけは挙げたいという女性はとても多い。そこにターゲットを持っていきたいですね。
人と話すのが大好き。お客さんと話すのが大好きという海野総支配人。温かい雰囲気とその人柄にスタッフからの信望も厚く気配りの人である。
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