宮崎大学医学部附属病院 髙崎 眞弓 病院長

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宮崎大学 高崎眞弓 病院長.jpg
―まず宮崎大学医学部附属病院の簡単なご紹介を。

髙崎 本院は、医師養成教育機関として昭和5410月に開設され、平成6年に本県唯一の特定機能病院の指定を受けた中核的な医療機関です。現在、18の診療科とそれらをサポートする約20の中央診療施設があり、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、診療情報管理士など約1000人の職員が診療を支え、時と共に変わる疾病構造の変化にも適切に対応できる体制を整えております。

また患者さんに安全で質の高い医療を提供することを目標に、患者さんの意向や希望を尊重し、それぞれに最適な医療を提供するよう努力していることはもとより、地域の医療機関などとも連携を図り、紹介患者さんを中心に、2次医療、3次医療にも取り組んでいます。

 

さらに大学病院として、次の世代を担う医学生、看護学生、さらに研修医などが、常に上級医の帯同や、それぞれの診療科の科長および看護師長の責任のもと医療に参加し、幅広い知識、確かな技術を備えた人間性豊かな医療人の育成も大きな使命としております。

 

―同院では、さらなる医療体制の充実を図るなどの目的から着々と再整備を進めていらっしゃるそうですが、事業概要をご紹介ください。

 髙崎 まず本院は現在、再開発中のため患者さんをはじめ多くの皆様方にご不便をおかけいたしております。どうぞ皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

さて今回の再整備事業に至った経緯は、本院は経年による老朽化と共に、近年の高度先端医療に施設整備の面から対応できない部分もあったことや、また耐震性も低く安全性の向上の面からもハード面における整備・拡充が急務となっていたため同事業に着手いたしました。

 

総工事の事業概要は「新中央診療棟と新外来棟の増築」と「既設病棟・外来診療棟等の改修など」2本立てからなっており、冒頭に学長からありましたように、昨年より7年をかけて順次整備を進めていく予定です。

 

宮崎大学付属病院外観.jpg
―では完成しました新中央診療棟についてご紹介をお願いいたします。

髙崎 この度、完成いたしました新中央診療棟は、今月4日より稼動開始という運びとなりました。これもひとえに、関係各位のご支援並びに皆様のご理解・ご協力の賜物であると深く感謝申し上げます。


さて新中央診療棟の施設概要は、鉄筋コンクリート造4階建ての延べ床面積5713平方メートルです。患者さんに落ち着きのある優しい雰囲気を与えられるように廊下面や病室の腰壁部を木目調にしたほか、免震層を地階に設置し耐震性に優れた免震構造を採用しています。

 

特に拡張整備した点は、3階の手術室が8室から12室へと増えて、大幅に広くなりました。これにより、手術待ちの患者さんを減らすことができるとともに日帰り手術も積極的に推進できるようになります。また医療機器も最新設備を導入しましたので高度先進医療を担う体制がより一層整いました。

さらに1階に材料部とME機器センターを配置することで、医療材料が迅速かつ安全に供給できるなど機能的な運用が可能となり病院経営の面から

も大きな期待を持たれています。

 このほか、2階には精神科の外来と病棟を一体にして患者さんのよりよいケアを目指しています。

 

―ハード面における整備の質問が多くなりましたが、ソフト面ではどのような取り組みを考えていらっしゃいますか。

髙崎 まず、患者さんにわかりやすい医療体制を確立させる一つとして、外来診療や病棟編成を専門診療体制(臓器別・系統別)に再編する予定です。またオーダー、画像、医事システムを統合した電子カルテの充実や強化を推進します。

次に地域医療の支援体制の改善や整備については「地域医療連携推進センター」および「予約センター」の整備をはじめ、本院の専門医の意見やアドバイスを、ネットワークを通じて受けられるように「宮崎健康福祉ネットワーク(はにわネット)」の普及を図ります。また透析施設の整備・充実も進めていきます。

3つ目は先端医療の支援体制の改善・整備です。先端的な基礎医学研究の成果を医療技術へ展開する臨床研究を推進し、また治験管理体制を整備・充

実させ薬品開発と臨床研究の活性化を図っていきます。医療安全管理体制の充実も同様に図ります。

 

―今後の抱負などを

 髙崎 平成24年まで続く再整備事業で、着実に医療環境は充実し、アメニティーも改善されます。

私たちとしましては、本院のスローガンでもある「患者さん中心の心のこもった医療を提供する」ことを念頭に、きめ細かい医療を提供していくことはもとより信頼のおける医師を養成し、また本県唯一の特定機能病院として地域との連携も図りながらスタッフ一同努力してまいります。

 

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